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院長ブログ 「 治療について 」   Page : 7

Jan
17

障害者歯科における子供の成長

カテゴリー:治療について
Post: 高橋院長 Time: From:PC

今日は午後から南心身障害児者歯科診療所での診療日でした。身障の担当になってから10年以上が経過しました。小学校に入学前後から診させてもらっている2人の患者さんが来院しました。2人とも歯科治療が大変なお子さんでした。Aさんは待合室にいる時から泣き通し、なんとか診療チアーには座ってくれはしますがずーと泣いて「帰る、帰る」の大騒ぎでした。Bさんは障害のため治療に対して理解が得られなくて、衛生士さんに抑えてもらってなんとか治療、処置を行っていました。2人とも初診時は確かに治療が必要な虫歯がありましたが、数が少なかったので治療が終わってからはメンテナンスといって虫歯などにならないように予防処置のみをずっと行っていて、治療は行っていなかったのですがそれでも診療室では初診からずっと同じでした。その子達がここ2,3回急に態度が変わって、Aさんは泣きもせずにリラックスして予防処置をして笑顔で「ありがとうございました」といって帰っていきました。Bさんはまだ抑えてもらわないとできませんが、以前のように脱出しようと暴れるようなことはなくおとなしく予防していました。
この2人を見ていると子供の成長により我々は治療をさせてもらっているのだなとつくづく思いました。そして、ゆっくり長い目で見ていけば多くのお子さんがちゃんと治療できるようになる可能性が高いことを再確認しました。

Nov
15

健康診断に行ってきました

カテゴリー:治療について
Post: 高橋院長 Time: From:PC

今日は自分自身の健康診断を受けに行ってきました。日ごろ患者さんにも定期的な健診が重要ですよといっていますから、私もちゃんと健診を受けないとね!自分ができないことを他人に勧めるのは説得力ないし、それはまずいでしょう。
国立がんセンター総長が最近の癌検診はかなり精度も高いし、早期発見できれば癌もそれほど怖い病気では無くなった来たが、現在の一番の問題は健診に来てほしい人たちの受診率が低いことといっていました。歯科の世界でも同じで定期的に健診、クリーニングに来ていただいている方は新たな問題が生じていることが少ないです。そして数年ぶりに健診にに見えたかは自覚症状がなくても問題が生じていることが多いです。
解剖学者の養老先生はAERAで、健診というものは一回も受けたことがない、人は癌にならなくても必ず死ぬんだからと書いていました。歯学部の同級生のお兄さんで解剖学の研究に進んだ人がいてその人いわく「私は医者だけど生きている人は診たことがない」といっていましたが、常にご遺体と向き合っていると死生観が超越してくるんですかね。ただし多くの方は、適度に手入れをしたほうが絶対にいいです。ごくまれに特に何もしなくてもすごく健康な方もいますがそれは例外だと思ったほうが良いと思います。

Oct
18

懇親会で厳しい意見

カテゴリー:治療について
Post: 高橋院長 Time: From:PC

歯科医師会旅行の宴会で社会保険担当の理事として会員の先生から厳しい意見をいただきました。最近はそれほどではないですが保険診療の治療ルールが毎月のように変更になったり、業界いじめのような診療点数の改正があったりで今歯科業界には、非常に不満が堪っているのがよくわかりました。不断あまり話をする機会のない先生とゆっくり話すことができることはこうゆう旅行のメリットですが、多くのご意見を伺うことができました。
最近の政府の医療行政は一貫性がなく、来年4月からの高齢者医療制度も改正間近に延期、再改正が検討されているようです。このようなドタバタは結局現場の混乱という形で現れます。そのくせ締め付けだけはしっかり行われるのですから不満が堪らないわけがないです。先の参議院選挙ではないですが国民に目を向けていなければ後で大きなしっぺ返しを受けるでしょう。

Oct
11

お久しぶり

カテゴリー:治療について
Post: 高橋院長 Time: From:PC

最近7,8年ぶりという患者さんが数名、藤沢の歯科 高橋歯科医院に来院されました。本来であれば少なくとも1年毎位(本音は半年でも心配なときもありますが)には健診に来て頂けるようにご相談、ご指導申し上げなければいけないのですが・・・・・少し間が開いてしまいましたね。やはり皆様歯の治療が好きな人はいませんからね。(歯に限らず治療というものは全体的にあまり快適なものではないことが多いですからね)でも私のことを忘れず、治療に来ていただいて大変うれしいです。
最近の歯科は治療だけではなく、予防にも重点を置いているところが多くなっております。もちろん高橋歯科でも予防歯科を重視して、実行しております。
治療はあまり楽しいものではないかもしれませんが、予防でクリーニングを行うのは決して不快なものではなく終わった後は「スッキリ さわやか」でお帰りいただけまのでぜひ健診にいらしていただいてクリーニングを体験してみてください。違いにびっくりされますよ。
特にお久しぶりの方お待ちいたしております。

Oct
10

「医療は全国同じ?」

カテゴリー:治療について
Post: 高橋院長 Time: From:PC

今日の読売新聞の夕刊に「医療は全国同じ」今では幻想なのか・・・という記事がありました。これはがん患者さんに対する生存率に病院により差があるということが書かれていました。
ところで皆さんは保険医療の運用に地域差があるのをご存知ですか?どういうことかというとある県では認められている治療行為がほかの県では認められないというようなことが実際問題として存在するのです。皆さんが受けた保険診療はレセプトという請求用紙により、都道府県にある社会保険支払基金と国保連合会という所に提出され、そこで保険診療として適正に行われているか細かく審査され問題がなければ医療機関に支払われます。そこで問題があると判断されると支払われなくなります。この審査は実質、都道府県の審査機関に任されているので地域により差が出てくるのです。厚生労働省は全国統一で審査をしており地域差などはないという立場ですが、実際の権限は都道府県に与えているのですから統一であるわけがありません。我々医療機関は審査で拒否されれば治療費の大部分が支払われなくなりますし、同じ請求を何度もすると文書で注意されますからそのような治療は行われなくなるというかたちで、地域による診療に差が出てくることになります。大きい部分に関しては差はありませんが、細かな部分に関しては差があるのです。
新聞の記事になるほど大きな差ではありませんが、知らない間に他の地域と比べ不利益をこうむっていることがあるかもしれませんよ。
(写真は19年10月10日読売新聞夕刊より)